uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

断熱

浴室窓の断熱補強

冬を迎える前に浴室を少しでも暖かくしようと思います。 壁は無理として、 床もDIYではほぼ無理でした。 uma-chu.hatenablog.com 天井は施工済みです。 uma-chu.hatenablog.com 残るは窓です(最初からつけなきゃよかった)。 W405×H770の小さめのトリプルガ…

VIP-Build(ビップビルド)

グラスウールのアクリアシリーズでおなじみの旭ファイバーグラスより 真空断熱材が販売開始されました。 冷蔵庫にも使われている超高性能断熱材で熱伝導率は驚異の0.004W/(m・K) 今のところ国内最高性能のフェノールフォーム断熱材の5倍です。 製品仕様では…

真夏の使っていない部屋の環境

もう1週間以上猛暑日が続いており、来週も継続される予報です。 このブログでも何度も書いておりますが、「風を通して涼を得る」なんて 時代はとっくに終わっています。35℃湿度80%の外気を採り入れることに 何の意味もありません。 我が家では子供が小さい…

ユニットバス天井裏の断熱強化&施工不良発見

わが家で一番電気を大食いするのはエアコンではなくエコキュートなので タンクの保温力強化とか給湯配管の断熱強化とか考えているうちに 浴室の断熱強化ももう少しできないかと思い考えてみました。 以前は気持ち程度に外壁側の土台にウレタンを吹き付けてみ…

5地域におけるHEAT20G2の壁(外張り断熱)

先日は充填断熱での5地域ではHEAT20G2グレードは非常に厳しいという 記事を書きましたが、外張り断熱なら外壁の熱橋(柱)部分を無くせるので もう少し余裕が出てくるのではないかと思い、シミュレーションしました。 前回と同じモデルです。 縦10.92m×横5.…

セルロースファイバーの沈下 その3

1年ぶりに天井裏のセルロースファイバー沈下量を見てみました 施工から17ヶ月後(2021年9月) 施工から20ヶ月後(2021年12月) 施工から32ヶ月後(2022年11月) どうやら沈下は完全に止まったようです。このまま下がり続けていたら DIYで追いセルロースをし…

5地域におけるHEAT20G2の壁

いろいろな物件のUA値計算をしていると窓を樹脂トリプルにしたところで どうやら壁の付加断熱をしないとUA値0.40くらいが限度ということが 分かってきました。 例えば以下の付加断熱無しのトップクラス性能の住宅で計算してみると UA値は0.37となり、5…

床断熱材の脱落?

床下に置いた除湿剤を回収するついでに床断熱の状態もチラっと 見たところ嫌な物を見つけてしまいました 床断熱は大引間にネオマフォーム100mmをはめ込んだものです ほとんどはこのように隙間なくきっちりはまっており、 落ちないようにJピンという金具で支…

吹込み断熱材の沈降量

天井用に圧をかけない吹込み系断熱材(ロックウール、グラスウール、セルロースファイバー)の沈降量を調べた論文を見つけました。これは興味ある人が多いのではないでしょうか。 地方独立行政法人北海道立総合研究機構建築研究本部建築性能試験センターが各…

通気胴縁の注意点

政府はコロナのピークが過ぎたと宣言したみたいですが、 福井は今日も過去最多更新です。 今回は通気胴縁の施工上の注意点についてです。 胴縁とは外装材(ガルバ鋼板やサイディング)を留める下地材で 下の写真でいう横長の木材のことです。 これ、どこがま…

床断熱と基礎断熱の熱損失比較

※2021.4に更新された最新の計算方法に変更しました 床断熱と基礎断熱では計算上どちらの熱損失が大きいのか。 ふと思ったので計算してみました。 断熱材はフェノールフォーム(ネオマフォーム)で、 基礎断熱の場合は基礎内に50mm、 床断熱の場合は大引き間…

今年初の無暖房

2022年1月24日 福井では今年初と思われる終日快晴でした。 天気予報では最高気温6℃、最低気温2℃の小春日和です。 完全無暖房というわけにはいきませんが、日差しがあったので AM8時~PM5時までの9時間はポカポカというほどではないものの エアコンをつ…

セルロースファイバーの沈下 その2

世間はクリスマスですが日本海側は最強寒波到来です またまた天井裏を覗いてみました。 目的はもちろんセルロースファイバーが経年でどのくらい沈下して いるのかを確認するためです。 これが施工当初です。(2020年4月) これが施工から17ヶ月後です(2021…

天井断熱の注意点

前回は基礎断熱について書いたので、今回は天井断熱について 少しマニアックな注意点です。 天井断熱はセルロースファイバーや吹込み用のグラスウールを 天井裏に積もらせる工法で厚みも増しやすく、断熱性能を高めやすい メリットがあります。 しかし木材の…

基礎断熱における施工上の注意点

空き地となっていた我が家の東側にも新しく家が建つことになり 日々(勝手に)施工状況を確認しております。 基礎コンクリートが打ち終わり、2階の窓からこっそり見ていて 気になった点があります。 基礎の立上りの内側に断熱材を敷設する「基礎内断熱」の…

セルロースファイバー沈下

天井断熱のセルロースファイバーは壁内と違って圧をかけずに降り積もらせているだけなので、経年によって沈下してしまいます。施工から17ヶ月経った今、どのくらい沈下しているのか天井裏を覗いてみました。 uma-chu.hatenablog.com まずは2階の天井裏へ…

工法による断熱性能の違い

在来工法、2×4(ツーバイフォー)工法、2×6(ツーバイシックス)工法について、それぞれ充填断熱を行った場合の断熱性能を比較します。 それぞれの工法の違いについては省きますが、大雑把に言うと構造体(柱・根太)の厚みが変わるので、それによって断…

半館空調?のメリット

我が家は1階と2階のそれぞれ6畳用のエアコン1台ずつで 各階の空調をしています 1階はリビングやダイニングの扉は開けっ放しで 廊下、脱衣所、玄関まで多少の温度差はあるものの 空調されているので、動き回るのも億劫ではありません 2階は今のところ寝…

セルロースファイバー充填完了

セルロースの壁充填が終わったようです天井用はまだなので山積みにされていました商品名はファイバーエースで1袋15kg入り 壁の中はぎっしりセレラップの上から気密シートを張ってあります気密シートを留めるためのタッカー部分にも気密テープを貼ってい…

ネオマフォーム吸水実験

トップクラスの断熱性能をもつネオマフォームの吸水実験をしてみました uma-chu.hatenablog.com現場で余ったものを(勝手に)もらってきました家庭用の量りしかなかったのでg単位ですがとりあえず5g 次に水につけてみます浮いてきてしまうので上に瓦の破…

セルロースファイバーの特徴

今回は最もおすすめな最強断熱材であるセルロースファイバーの特徴を紹介します。セルロースファイバーは簡単に言うと新聞紙にホウ酸を混ぜて粉々にしたものです。◆まぁまぁの断熱性能熱伝導率が0.040w/m・kという断熱材の中では平均的な性能です。(普通…

玄関部分の断熱施工

玄関の土間部分の断熱材が施工されました基準上は「土間部分の断熱は省略してもいい」のですが高断熱を謳うならば省略するわけにはいきません マイホームは床断熱仕様ですが土間部分に限っては床が無いため基礎内断熱としました断熱材は防蟻剤入りのスタイロ…

地域ごとの最適なQ値は その2

前回の続きです uma-chu.hatenablog.com【ベースの断熱スペックとQ値】建物:45坪(149㎡)総2階建て床:セルロースファイバー 100mm壁:セルロースファイバー充填 105mm天井:セルロースファイバー 400mm窓:アルミ樹脂複合+Low-e複層ガラス(サーモスⅡ-…

地域ごとの最適なQ値は その1

建物の断熱性を上げれば冷暖房費は下がるけれども初期費用がかかります。以前、書いた記事ではトリプルガラスや付加断熱の採用は初期費用を回収するのに130年超かかると試算しました。 uma-chu.hatenablog.com uma-chu.hatenablog.comしかし、これは温暖地域…

ネオマフォームの特徴

今回は旭化成建材社のネオマフォームという断熱材について紹介します。まずネオマフォームというのは商品名で断熱材の分類上はフェノールフォーム保温板というものに分類されます。 ◆最高クラスの断熱性能熱伝導率が0.020w/m・kという断熱材の中ではトッ…

付加断熱による初期費は取り返せるのか

今回は窓ではなく、外壁の付加断熱によるイニシャルコストをランニングコストで取り返せるのか計算してみました。計算条件は窓の時と同じです。 uma-chu.hatenablog.com 地域:福井県(Ⅴ地域)外壁面積:160㎡(延べ床45坪の2階建て)空調方式:24時間全館…

充填断熱と外張断熱のメリット・デメリット

マイホーム計画は農地転用の許可待ちのため休憩中です。久しぶりに他の話題に触れます。外壁における充填断熱と外張断熱のそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。 充填断熱とは:柱と柱の間に断熱材を敷き詰める工法です。◆メリット 昔ながらの…

屋根断熱と天井断熱

夏には太陽光でカンカンに熱せられ、冬には積雪でキンキンに冷える屋根。 この熱気(冷気)を屋内に取り込まないためにも屋根の断熱って結構重要です。 そこで、挙がる断熱工法が屋根断熱と天井断熱。お互いの特徴を紹介します。 ◆屋根断熱 屋根勾配に合わせ…

一番いい断熱材は?

今回は住宅でよく使われる3種類の断熱材について紹介します。 1.グラスウール ガラス繊維でできた、綿状の断熱材です。 断熱性:〇 旭ファイバーグラス社のアクリアαは国内最高性能で、 ※熱伝導率0.032W/(m・K)です。 耐火性:◎ 不燃素材なので耐火性バッ…