空き地となっていた我が家の東側にも新しく家が建つことになり
日々(勝手に)施工状況を確認しております。
基礎コンクリートが打ち終わり、2階の窓からこっそり見ていて
気になった点があります。
基礎の立上りの内側に断熱材を敷設する「基礎内断熱」のようです。
よく見ると…
赤丸の部分で断熱材が止まってしまっています。
このままだと下図のように断熱欠損ができてしまいますので、
このあとコンクリートにそって下図のように断熱材を延長する必要があります。
基礎コンクリートがあるから多少は断熱効果があると思われるかも
しれませんが、ここで使われている
断熱材(カネライトフォームスーパーE-Ⅲ)の熱伝導率0.028W/(m・K)
に対して、コンクリートの熱伝導率は1.6W/(m・K)でわずか1.75%の
断熱性能しかなく、ほぼゼロです。
またコンクリートの厚みを150mmとして、断熱材の厚みに換算すると
2.6mmということになります。
だから正しくは折り返して900mmほど断熱材を伸ばす必要がありますが
それでも到底足りませんので、実際は基礎外と基礎内のダブル断熱に
することをおすすめします。
(福井の湿気、シロアリ事情としてはそもそも基礎断熱自体をおすすめしませんが)