先日は充填断熱での5地域ではHEAT20G2グレードは非常に厳しいという
記事を書きましたが、外張り断熱なら外壁の熱橋(柱)部分を無くせるので
もう少し余裕が出てくるのではないかと思い、シミュレーションしました。
前回と同じモデルです。
縦10.92m×横5.46mの総2階建て延床36坪(在来工法)
壁:ネオマフォーム t50(外張り)(熱伝導率=0.02)
天井:アクリアウールアルファ36k t210(熱伝導率=0.032)
床:ネオマフォーム t80(熱伝導率=0.02)
窓:APW430+(樹脂サッシ+トリプルガラス)外壁の15%面積
玄関ドア:イノベストD70(採光無し)
玄関・浴室土間:スタイロフォームAT(熱伝導率=0.028)5畳
これでUA値0.34。5地域でのHEAT20G2グレード達成です。
充填断熱のときに比べ、窓の面積を15%のまま、天井も厚み210mmのまま、
床は100→80mmに減らしても大丈夫でした。
さすがネオマフォーム
ただし外張り断熱は外装材の下地材と躯体の間に断熱材が挟まるので、
窯業系サイディングのような重たい外装材だと垂れ下がるリスクがあるのが欠点です