uma-chuのブログ

ドイツエコハウス基準。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

地域ごとの最適なQ値は その2

前回の続きです

uma-chu.hatenablog.com【ベースの断熱スペックとQ値】
建物:45坪(149㎡)総2階建て
床:セルロースファイバー 100mm
壁:セルロースファイバー充填 105mm
天井:セルロースファイバー 400mm
窓:アルミ樹脂複合+Low-e複層ガラス(サーモスⅡ-H)
換気:第三種換気
Q値:1.60

【グレードアップのQ値と費用】
床:フェノールフォーム 100mmに変更
Q値:▲0.05 :+216,000円(4,320,000円/Q値)

壁:フェノールフォーム 50mmを付加
Q値:▲0.28 :+1,059,000円(3,782,000円/Q値)

窓:アルミ樹脂複合+Low-eトリプルガラス
  (サーモスX)に変更
Q値:▲0.17 :+676,000円(3,976,000円/Q値)

換気:ダクトレス第一種換気(熱交換率90%)
   に変更
Q値:▲0.31 :+402,000円(1,297,000円/Q値)

これをQ値あたりの金額でコスパのよい順に並べると
換気>壁>窓>床 の順になります。
それぞれのグレードを上げるとQ値も
1.60→1.29→1.01→0.84→0.79に変わります。

さらに地域ごとにQ値減少分で初期費を40年で回収できるか計算します。
延床149㎡ 電力単価27円/kw エアコンAPF3.4
【北海道 冷暖房費削減額 回収年】
床: ▲0.05:▲  6,500円/年:33.2年
壁: ▲0.28:▲36,100円/年:29.3年
窓: ▲0.17:▲21,900円/年:30.9年
換気:▲0.31:▲40,000円/年:10.1年

すべて40年以内に回収となりました。つまりQ値0.79以下でも
元が取れるので断熱を高めれば高めるほど後々有利になります。
ちなみに年間冷暖房費はQ値1.60206,400円/年
Q値0.79で101,900円/年(▲104,500)
です

【仙台 冷暖房費削減額 回収年】
床: ▲0.05:▲  4,600円/年:47.0年
壁: ▲0.28:▲25,800円/年:41.0年
窓: ▲0.17:▲15,700円/年:43.1年
換気:▲0.31:▲28,600円/年:14.1年

換気のみ40年以内に回収となりました。
つまり最適なQ値は1.29となります。
ちなみに年間冷暖房費はQ値1.60147,700円/年
Q値1.29で119,100円/年(▲28,600)
です

【東京&大阪 冷暖房費削減額 回収年】
床: ▲0.05:▲  3,460円/年:62.4年
壁: ▲0.28:▲19,400円/年:54.6年
窓: ▲0.17:▲11,800円/年:57.3年
換気:▲0.31:▲21,500円/年:18.7年

換気のみ40年以内に回収となりました。
つまり最適なQ値は1.29となります。
ちなみに年間冷暖房費はQ値1.60110,700円/年
Q値1.29で89,300円/年(▲21,400)
です

【福岡 冷暖房費削減額 回収年】
床: ▲0.05:▲  3,300円/年:65.5年
壁: ▲0.28:▲18,600円/年:56.9年
窓: ▲0.17:▲11,300円/年:59.8年
換気:▲0.31:▲20,600円/年:19.5年

換気のみ40年以内に回収となりました。
つまり最適なQ値は1.29となります。
ちなみに年間冷暖房費はQ値1.60106,300円/年
Q値1.29で85,700円/年(▲20,600)
です

◆まとめ
北海道を除くと40年以内にグレードアップ分の初期費を
回収できるのはコスパのよいダクトレス第一種換気のみ
となってしまいました。
初期費を回収するという観点で見ると、断熱性能を上げるより
高効率の設備に投資したほうがコスパがよいのかもしれません。
(もちろん設備費はかさみますが)
Q値も1.3あれば十分すぎるし、むしろそれ以下を求めるべきでは
ないのかもしれません。


他の断熱材や樹脂サッシの金額がわかればもっと色々な試算が
できるような気がします。

※今回の試算は窓への日射熱を一切考慮していません