今回は旭化成建材社のネオマフォームという断熱材について紹介します。
まずネオマフォームというのは商品名で断熱材の分類上はフェノールフォーム保温板
というものに分類されます。
◆最高クラスの断熱性能
熱伝導率が0.020w/m・kという断熱材の中ではトップの性能を誇ります。
(硬質ウレタンが0.026w/m・k、セルロースファイバーが0.040w/m・k)
つまりセルロース100mmの分をネオマだと半分の50mmで同等の断熱性を発揮します。
◆経年劣化がほとんどしない
メーカーの1年間の試験値から推定すると、25年経過時にも約7%の断熱性劣化
しかなく、その平均値が0.020w/m・kとのことなのでかなり優秀です。
◆シックハウス原因化学物質を検出しない
シックハウスの原因になるホルムアルデヒドも放散等級が最高ランクのF☆☆☆☆、
トルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物も「検出せず」で安全です。
◆防火性能が高い
ポリスチレンフォームやウレタンフォームなどのプラスチック系断熱材と違って、
防火性能認定を取れるほど燃えにくいです。
◆価格が高い
断熱材の中では高級品の部類に入り、グラスウールの約3倍の価格になります。
◆シロアリには効果なし
栄養源やエサとはならないものの、やっつけることはできません。
◆水には強いが湿気には弱い
防湿シートをきちんと施工しないと劣化が早まります。
◆成形板なので充填断熱には向かない
筋交いやコンセントの形状に合わせてカットするとどうしても隙間ができて
しまうので、充填断熱より外張り断熱向きです。
以上がネオマフォームの紹介です。なんといっても価格が高いのが欠点です。
そこさえクリアできれば非常に優秀な部材ですが、いいものは高いということ
でしょうか…