uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

一番いい断熱材は?

今回は住宅でよく使われる3種類の断熱材について紹介します。

1.グラスウール

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ガラス繊維でできた、綿状の断熱材です。

断熱性:〇 旭ファイバーグラス社のアクリアαは国内最高性能で、

      ※熱伝導率0.032W/(m・K)です。

耐火性:◎ 不燃素材なので耐火性バッチリです。

防音性:◎ 防音材としても使用されます。

防蟻性:〇 ガラス繊維なのでシロアリに食べられることはありません。

調湿性:△ 調湿性はありません。

施工性:△ 成型材のため、コンセント周りなど、細かい部分まで敷き詰めるのは

      困難です。

経済性:◎ 流通量が多く、最安価です。

総 評:安価で耐火性が高く非常にコスパに優れます。ただし、細かい部分まで

    敷き詰めるのは職人の技量に左右されてしまいます。

 

※断熱材の性能は熱伝導率で表され、数値が低いほど高性能です。

 また、普通グラスウールの0.050W/(m・K)を基準に表されることもあります。

 

 

2.硬質ウレタンフォーム

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空気に触れると膨らむプラスチック系の断熱材です。

断熱性:◎ 断熱材の中でもトップクラスで熱伝導率は0.026W/(m・K)です。

耐火性:△ 可燃性です。レオパレスの事件も、グラスウールを使わずにこれ

      を使っていたため、防火性能が確保できず、違法建築となって

      しまいました。

防音性:△ 防音効果はありません。

防蟻性:△ シロアリに食べられます。

調湿性:△ 調湿性はありません。

施工性:◎ 素人でも隅々まで吹き付けることができ、隙間ができません。 

経済性:〇 材料代は高いものの、多くのハウスメーカーが取り扱っているので、

      値段としては普通くらいです。

総 評:断熱性能さえよければ、他は要らないという人向けです。実際多くの

    ハウスメーカーが「家中包んで魔法びんのような効果で暖かい」と

    謳っています。可燃性の魔法びんで包まれるなんて恐怖以外何でもないですが

 

 

3.セルロースファイバー

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古新聞にホウ酸を混ぜた木質系断熱材です。

断熱性:〇 熱伝導率0.040W/(m・K)です。

耐火性:◎ 不燃素材なので耐火性バッチリです。

防音性:◎ 防音性能もバッチリです。

防蟻性:◎ ホウ酸が混ぜてあるので、シロアリだけでなく、ゴキブリ、ダニなども

      寄せ付けません。

調湿性:◎ 断熱材の中で最高の調湿性能を誇ります。

施工性:◎ 専門業者が隅々まで吹き付けるので隙間ができません。

経済性:△ 普及率も低く、専門業者による施工のため、コストは高くなります。

総 評:断熱性の他にもメリットが山ほどあり、まさに最高の断熱材です。

    現在では専門業者による施工となっているので、コストがかかることが

    唯一の欠点ですが、これだけ優秀な素材なので、今後普及率が増え、

    コストが下がっていくことが期待されます。

 

3種類紹介すると言いながら、セルロースファイバーを推しているだけの記事になりました。個人的には壁の中をセルロースファイバー、さらにグラスウールを外張りする

ダブル断熱が理想だと思います。