uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

地域ごとの最適なQ値は その1

建物の断熱性を上げれば冷暖房費は下がるけれども
初期費用がかかります。
以前、書いた記事ではトリプルガラスや付加断熱の
採用は初期費用を回収するのに130年超かかると試算
しました。

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uma-chu.hatenablog.comしかし、これは温暖地域とされる福井県での試算で
他の地域ではどうなのか、さらにそこから最もコスパ
のよいQ値はいくつなのか考えてみました。

【対象地域】
札幌、仙台、東京、大阪、福岡

【条件】
建物:45坪(149㎡)総2階建て
設定温度:夏季26℃(平均外気温が26℃を超える月)
     冬季22℃(夏季以外で22℃を下回る月)
空調方式:24時間全館空調エアコン(APF5.0)
想定居住期間:40年

【設定温度と外気温の差の計算】
まずは気象庁の2018年度の平均外気温を参考に
地域ごとの設定温度との差の累計を算出します。
札幌:4543℃・日
仙台:3250℃・日
東京:2436℃・日
大阪:2439℃・日
福岡:2339℃・日

こう見ると一番冷暖房負荷の大きい札幌と小さい福岡では
約1.9倍の差があります

※あくまで平均外気温で計算しているため日中30℃でも
 夜間25℃なら冷房負荷無しということにしています

次回へ続きます