窓や外壁付加断熱と同様に第一種換気システム導入による
初期費は何年で取り返せるのか試算してみました。
今回もマイホームをベースに
ダクトレス第一種換気vs第三種換気での試算です。
【条件】
地域:福井県(Ⅴ地域)
延床面積:149㎡(45坪)
気積:373m3(天井高2.5m)
換気回数:0.5回/h(全館)
空調方式:24時間全館空調、エアコン(APF5.0)
空調期間: 7~8月 冷房 26℃設定
10~5月 暖房 22℃設定
年間熱損失:3,012.5℃・日
電力単価:27円/kwh
【性能】
ダクトレス第一種(passiv Fan 5箇所)
熱交換率 80%
消費電力 25W/h
第三種換気(5箇所)
熱交換率 0%
消費電力 21W/h
【イニシャルコスト】
第一種:512,000円(税込)
第三種:110,000円(税込)
差額:402,000円
【ランニングコスト】
◆冷暖房費
Dot project発行の熱損失係数(Q値)算出基準Ver.1.1を適用
第一種熱損失:16.2W/K→冷暖房費: 6,300円/年
第三種熱損失:62.5W/K→冷暖房費:24,400円/年
◆運転に伴う消費電力
第一種:5,900円/年
第三種:5,000円/年
合計:第一種:12,200円/年
第三種:29,400円/年
差額:17,200円
402,000÷17,200=23.4年
【まとめ】
23.4年で元が取れる計算になりました。
トリプルガラス変更分の135年や付加断熱の59年に比べると
かなり現実的な数字です。仮に空調を間欠運転に
したとしても元を取ることは可能と思われますので
換気方式はダクトレス第一種換気の導入をおすすめします。