uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

換気の必要性

今回は換気について紹介します。

まず、建築基準法において住宅は1時間に0.5回以上、家全体の空気を入れ替えるよう

義務づけられています。1時間に0.5回=2時間で1回です。

これはなぜかというと、室内に発生し続けるVOC(揮発性有機化合物ホルムアルデヒドを外に逃がすためです。

これらはシックハウスの原因であり、フローリング、ビニルクロス、ビニル幅木、ペンキ等、天然素材を除くほぼすべての内装材に含まれています。

(天然素材でも保護塗料が塗ってあれば当然含まれます。)

ホルムアルデヒドの発散量には規制があり、F☆☆☆☆(通称フォースター)が

最も発散量が少ない等級であり、ほとんどの内装材はこれにあたりますが、発散量が0というわけではありません。

なので、VOCとホルムアルデヒドを外に逃がすために換気が必要なのです。他にもファンヒーターや人の呼吸からCO2が発生するので、これを逃がすためでもあります。

皮肉なことに、現代の住宅は高気密であるが故に、隙間から熱を逃がさないと同時に、有害物質も逃がさないようになっているのです。

 

そこで換気装置を使って2時間に1回、家全体の空気を入れ替えるのですが、

ここで気になるのは冷暖房中の換気です。

例えば外気温0℃のときにエアコンで室内を20℃に暖めていた場合、

換気をすることによって、常に0℃の空気を取り込み、20℃の空気を外へ捨てていることになります。さらに言えばエアコンで電気を消費して室内を暖めているのに、

換気装置で別に電気を消費して暖かい空気を捨てているのです。

かなりもったいないですね。次回はこれの解決法を紹介します。