uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

いつまで無暖房でいけるのか

2020年11月、福井は観測史上最も遅い夏日を記録するほど暖秋(?)です

一時は朝方に外気温が5℃の時もありましたが、室温は20℃を下回る

ことなく無暖房でやれています

しかし、来月からは最高10℃、最低4℃の予報も出ており、

そろそろエアコンフィルターの掃除をしようかと考えているところです

 

さて、そこで思ったのが

「外気温が何度までなら室温20℃をキープできるのか」ということです

 

以下の条件のもと、理論上の計算をしてみました

UA値0.24、外皮表面積357㎡(45坪総2階)

・C値は便宜上0とする

・日射取得も0とする

・人体発熱を大人2人+子供2人→大人3人換算とする

・その他の発熱(家電など)は0とする

 

それでは計算してみます

まずは外気との温度差による熱の逃げ具合を算出しますが

UA値は換気による熱損失を考慮していない値なので

換気による熱損失を20W/Kとして加算します

UA値×外皮表面積+換気熱損失=0.24×357+20=105.7W/K

つまり外気と室内の温度差1℃につき105.7Wの熱が逃げていきます

 

次に人体による発熱は軽く動いている大人が100Wなので

3人分で300W発熱していることになります

 

そうすると外気との温度差3℃のときは105.7×3=317.1Wの熱が逃げて

人体発熱で300Wの発熱があるので、ほぼ釣り合いが取れることになります

 

つまり、日射や家電による発熱が無く、室温20℃を保つには

外気温17℃までということになります

 

パッシブハウスクラスの断熱性能でありながら、これでは目も当てられません

 

しかし、実際には家全体の熱容量というものがあり、

躯体や内装材に蓄熱されている分から徐々に熱が逃げていくので、

何日、あるいは何週間もかけて外気温に近づいていくイメージになります

 

熱容量の計算は部材一つ一つの体積と比熱を掛け合わせていかないと

出ないので、とても計算しきれません

 

結局のところ、理論上ではなく、実際に温度計を持って体感するのが

手っ取り早いということです^^;