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一級建築士試験 計画の要点等対策

いよいよ今週末は学科試験があります。が、今回は製図試験で問われる

計画の要点等(記述問題)についてポイントを紹介します。

 

まず、この記述試験ですが試験元からは図面と違って標準回答例が公表されません

試験元からは公表されない理由が以下のように述べられています。

計画の要点等については、公表することにより、解答パターンが定型化するなど、適正な試験実施に影響を及ぼすことが想定されることから、公表しておりません。

 

つまり、言い換えれば定型化された解答パターンで十分だということです。

具体的にH30年度の試験問題を見ていきます。

(1) 温水プール室の計画(平面配置、設置階等)を踏まえ、温水プール室における自然採光の確保と空調用エネルギーの抑制を実現するために、ガラス面及び開口部の位置、平面計画、断面計画等について工夫したこと(2つ)

→問われているキーワードは開口部を利用した採光と省エネです。

 

(2)エントランスホール及び1階から3階までの吹抜け並びにそれらの周囲の空間における自然採光の確保と空調用エネルギーの抑制を実現するために、ガラス面及び開口部の位置、平面計画、断面計画等について工夫したこと(2つ)

→キーワードは開口部を利用した採光と省エネです。

 

(3) 利用者の靴の履き替え等を考慮した、各部門のゾーニング及び動線計画について特に考慮したこと

→キーワードはゾーニング動線計画)です。

 

(4) 本建築物と隣地のカルチャーセンター等とを一体的に使用できるようにするために特に考慮したこと

→キーワードは隣接建物との一体利用です。

 

(5) 温水プール室の構造計画(上部の床又は屋根の構造等)について特に考慮したこと

→キーワードは構造計画です。

 

(6) 多目的スポーツ室から発生する振動及び騒音に対して、上下階及び隣接する室への影響を抑制するために、特に考慮したこと

→キーワードは振動・騒音抑制です。

 

(7) 地盤条件や経済性を踏まえた、支持層の考え方、採用した基礎構造とその基礎底面のレベルについて特に考慮したこと

→キーワードは構造計画です。

 

(8) コンセプトルームについて、設計条件、特記事項等を勘案し、「使用方法」及び「設い」を提案すること

→キーワードは平面計画と内装計画です。

 

(9) 防火区画(面積区画・竪穴区画)をどのように区画形成したかについて、具体的に記述すること

→キーワードは避難計画です。

 

これらからキーワードだけを拾うと、

省エネ、ゾーニング動線計画)、隣接建物との一体利用、構造計画、振動・騒音抑制、平面計画、内装計画、避難計画となります。

 

こう見ると一体利用は少し特殊ですが、他は何の変哲もないごく一般的なことばかりであり、毎年の試験でも同じようなことが問われています

 

つまりこれらのキーワードに対する答えを自分の中でストックしておけば、記述問題は怖くありません。

次回、試験元が渋っている定型の解答パターンをいくつか紹介します。