今朝チラシで見た某ローコストメーカーの内観写真で
巾木(はばき)が無くて衝撃を受けたので巾木の重要性について
紹介したいと思います。
巾木とは、壁と床の取り合い部分に取り付ける部材のことです。
無くてもよさそうな部材ですが、取り付ける理由は大きく2つあります。
1.壁と床の隙間を隠す
通常は図のように壁と床の間にわざと隙間を設けて施工します。
こうすることで壁や床を温度や湿度で伸縮する無垢材を使った場合は、
逃げしろを設けて床鳴りやたわみを防ぐことができます。
また、壁材を床にぴったり合わせて施工するのが難しいということもあります。
2.壁を汚れから守る
巾木の本領はこちらです。床に掃除機やモップをかけるとどうしても
壁にぶつけて汚れたり痛んだりするので、そこから守るための巾木です。
なので色は暗い色を選んだほうが汚れが目立たないのでおすすめです。
巾木には主に木製と安価な塩ビ製(ソフト巾木)がありますが、
ソフト巾木は経年で膨らんだり剥がれたりする恐れがあり、
見た目も安っぽいので木製をおすすめします。
(家全体で見ても2~3万円程度の価格差です)