一般的に必要な収納面積は延床面積×10~15%と言われています。
ハウスメーカーの間取りを見ると部屋を少しでも広く見せたいがために
物の収納はリビングに1ヶ所、服はすべて3畳程度のWICというのが
多いような気がします。
これでは後々物が溢れて後悔することになりかねません。
そうならないためには、収納面積を確保することはもちろんですが、
できることなら現在所有している家具家電などの寸法をすべて測った
うえで収納スペースを決めるのが理想的です。
我が家も設計段階で持ち込みの家具家電リストを作り、
それに合わせて収納棚の高さや大きさを決めました。
ためしに我が家の収納面積を算出してみました。
1階 7.595㎡
2階 15.935㎡
合計 23.53㎡
収納率 23.53÷149=15.8%
これはあくまで造り付けの収納のみなので、他に家具で購入する
棚等を合わせると少々余剰気味かもしれません。
まぁ、大は小を兼ねるということで…
他にも収納で工夫したこととして
1.必要以上に奥行きを取らない
図面を910mmグリッドで描くため収納もついつい奥行き910mmと
しがちですが、奥行きが深くても面積を食う割に手が届かず
かえって不便になります。物なら600mm、服なら700mmあれば
十分です。
2.収納は外部側に設けない、設けるならオープンに
扉を閉めておくと湿気りやすいので、温度差の大きい外部面を
極力さけています。設ける場合はオープン収納として風通しを
良くしています。
3.収納扉ではなく、ロールスクリーンでコストダウン
子供部屋はしばらく使う予定がないのと、子供がどのように
使うか予測がつかないので、扉を設けずに後付けのロール
スクリーンとすることでコストダウンを図りました。