uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

リビング階段のメリット・デメリット

今回はリビング階段について紹介します

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 ◆メリット
・吹抜と一体化させれば開放感が出て広く見える
・家族が顔を合わせる機会が多くなる
・間取りをコンパクトに収めやすくコストダウンできる

◆デメリット
・毎回リビングを通るのでプライバシーが保てない
・来客中は必ず顔を合わせてしまう
・音や臭いも階段を通じて上階へいってしまう
・階段から熱が逃げるので全館空調が望ましい
・または階段前に扉かカーテンを設置する

◆まとめ
階段をリビングとまとめてしまうことで面積を節約し
建設費を抑えて、オシャレに見えます。
しかし実際に生活してみるとプライバシーの問題や
生活リズムの違いから音や臭いも問題となる可能性があります
なので実際に生活することを想像してリビング階段を
採用するか考えるのが良いと思います

子供部屋の間取りの種類

今回は子供部屋の間取りについて紹介します
子供は2人として仮定します

◆完全独立型(広め)
それぞれの部屋を面積の許す限り広くとった
オーソドックスなパターンです

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・居心地のよい空間になる(ひきこもり助長?)
・部屋間をクローゼットで間仕切ることで防音効果がアップ
・さらにクローゼットを外壁面に設けないので湿気る心配もなし
・将来、子供が実家暮らしする場合でも利用できる
・将来、子供が巣立った後は夫婦の個室として活用できる


◆完全独立型(狭い)+フリースペース
子供部屋は寝るだけの空間として割り切って
それ以外の勉強などはフリースペースで行うパターンです

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・家族間のコミュニケーションが増える
・フリースペースは廊下兼用のため全館空調が必須
・子供が成長して家族間の生活リズムが変わるとトラブルが起きやすい
・将来、子供が巣立った後に子供部屋を活用しづらい


◆将来独立型(間仕切り壁)
子供が小さいうちは一室にしておいて、個室が必要に
なったときに追加工事で間仕切るパターンです

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・子供が小さいうちは大きな遊び部屋として活用できる
・初期費は抑えられるが、後で間仕切った場合
 トータルコストは割高になる
・後付けでの間仕切り壁にコンセント類を設置できない
・筋交い箇所が減るので耐震上不利になる
・将来、子供が実家暮らしする場合でも利用できる
・将来、子供が巣立った後は夫婦の個室として活用できる


◆将来独立型(家具間仕切り)
個室が必要になったときに背の高い本棚などでゆるやかに
間仕切るオシャレ建築家が薦めるパターンです

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・後からも工事を必要としないため費用が抑えられる
・兄弟が異性の場合、嫌がられる可能性あり
・遮光、防音ができないためトラブルが起きやすい
・筋交い箇所が減るので耐震上不利になる
・将来、子供が巣立った後はセカンドリビングとして活用できる

これはトラブルが起きやすくおすすめできないパターンです


◆まとめ
子供部屋といってもいくつかパターンがありますが、
目先のことだけではなく、将来的にも活用できるような
間取りにすることが大切です

施主中間検査

軸組が組み終わったので中間検査をさせてもらいました

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構造図のとおり筋交の位置や方向が合っているか確認します

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ダブル筋交とシングル筋交があります
シングルの場合は間柱と重なるので間柱の方を欠いています
筋交は耐震部材なので欠いてはいけません

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大引です
この間に床断熱用のネオマフォーム100mmをはめ込んで
上に構造用合板24mmを敷きます

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劣化対策等級3のために柱に防腐処理が施されていましたが
防腐剤が透明なので見てもわかりませんでした…

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柱と土台を緊結するホールダウン金物にも緩みがないか
確認します

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梁せいが図面どおりか確認します

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外部は既に透湿防水シートで囲われており付加断熱や
耐火ボードの様子はわかりませんでした

検査というものの指摘事項はなく、わざわざ工務店
社長さんに出向かせてしまい少し申し訳なかったです

今のところコロナの影響でキッチンやトイレなどの住宅設備は
遅れているもののサッシは問題ないそうなので、来週には窓が
つきそうです

 

 

 

 

付加断熱施工(ネオマフォーム)

最近は晴れの日が多く急ピッチで進んでいます

 

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劣化対策等級3で必要な柱の防蟻処理が終わったので
1階部分にも耐力面材(ダイライト)を張っています

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ダイライトを留めるビスのピッチは外周部で100mm
中間部は200mmです
右上の斜め部材は火打ち梁といって耐震部材のひとつです

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ダイライトの外側に付加断熱用のネオマフォーム50mm
さらにその外側に耐火せっこうボード9.5mmを張っています
ネオマフォームは熱伝導率0.020W/m・kでトップクラスの断熱性能
防火・経年劣化にも強いです(ただし高い)

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模様がついているのがネオマフォームで
その上に耐火せっこうボードを張っています

壁の構造としては内側から
ビニルクロス(さらりあ~と)
耐火せっこうボード12.5mm
防湿気密シート
セルロースファイバー105mm(充填断熱)
耐力面材(ダイライト)9mm
ネオマフォーム50mm(付加断熱)
耐火せっこうボード9.5mm
透湿防水シート(遮熱性能有り)
通気胴縁
ガルバリウム鋼板
の総厚約215mmです

セルロースファイバーの特徴

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今回は最もおすすめな最強断熱材である
セルロースファイバーの特徴を紹介します。

セルロースファイバーは簡単に言うと新聞紙にホウ酸を
混ぜて粉々にしたものです。

◆まぁまぁの断熱性能
熱伝導率が0.040w/m・kという断熱材の中では平均的な性能です。
(普通グラスウールが0.050w/m・k、硬質ウレタンが0.026w/m・k)

◆隅々まで充填できる
粉々になった新聞紙に圧力をかけて吹き込むので筋交いやコンセント回り
にも隙間なく充填できるので数字以上の断熱性能があります。

◆防火性能が高い
準不燃材料に認定されるほど防火性能があります。

◆高い防音効果
防音効果がある断熱材はセルロースファイバーとグラスウールのみです。
さらにグラスウールとは比較にならないくらい高い防音効果があります。
セルロースを推している会社のモデルハウスでは実験セットが置いて
あるので体感できます。

◆調湿効果がある
壁内の結露を防止することで、構造体を腐らせず長寿命化を図れます。
調湿効果がある断熱材はセルロースファイバーのみです。

◆防虫効果がある
ホウ酸が混ざっているのでシロアリ、ダニ、ゴキブリなどに
効果が期待できます。
防虫効果がある断熱材はセルロースファイバーのみです。

◆経年劣化がほとんどない
発泡ウレタンのように経年で収縮することがありません。
湿気にも強いです。ただし壁に充填する場合はしっかりと
圧をかけて(55kg/m3)施工しないと自重で沈下する恐れがあります。

シックハウス原因化学物質を検出しない
自然素材なので化学物質は含まれておりません。
ホウ酸も眼科治療に使われる薬剤なので人体には原則無害です。

◆施工価格が高い
セルロースファイバーを施工するためには専門の資格と機材が
必要になり、基本的には専門業者による責任施工となるため
他の断熱材より高額になります。
しかしそれらを備えて自社施工できる工務店であれば安価になります。
私が依頼した自社施工できる工務店では延床45坪の家で
壁充填105mm+天井400mmで63万円(材工共・税込)でした。

以上がセルロースファイバーの紹介です。
断熱性能だけでなく、他にもいろいろな性能があるので
総合的に見て最強断熱材だと思います。

ダイライトMS張り

上棟してまだ2日しか経っていないのにこの進み具合
3月は職人さんを確保しやすいらしく
人数をかけてくれているみたいです

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外装下地にはすべて大建工業のダイライトMS 9mmを張ります
ダイライトMSは耐震ボードで9mmなら壁倍率2.5倍
12mmなら壁倍率3.0倍です
うちは筋交いと併せて耐震等級3を確保できたので経済的な9mmを
使用しています
耐震ボードは釘を打ち込むピッチも決まっているので検査時には
チェックしたいと思います

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雨対策で外壁にはブルーシート、屋根はルーフィングシートまで
施工完了しています