久しぶりに間取りの話です。
よくある階段下ではなく、階段「上」の有効活用についてです。
延床30坪くらいのコンパクト住宅でLDK+寝室+子供部屋×2というような
場合だと間取りがカツカツで階段下はもちろんのこと、階段「上」も
できるだけ活用する必要が出てきます。
それでどのくらいまでなら階段「上」を使えるのか。です。
一般的な条件をもとに図面を描いてみました。
天井高さ:2,400mm
階高(1階床~2階床までの距離):2,900mm
階段:14段
図は2階の床を階段2段目までせり出した場合と、3段目までせり出した場合です。
2段目は天井まで198cmあるので大丈夫そうですが、
3段目は天井まで177cmしかないのでアウトですね。
ただ、2段目までなら安全かと言われると、3段目に昇る際に勢いよく昇ると
頭をこする可能性があるので、2段目の中央くらいで止めておくのが無難でしょう。
もちろん、天井高さ、階高はハウスメーカー(工務店)によって変わるので、
詳細な検討がいりますが、階段上の床のせり出しは2段目までと覚えておくと
何かと役に立ちます。