工務店に先日ユニットバス裏で発見した配管外れの補修をしてもらった際に
最近の住宅事情についていろいろと聞いてみました。
◆ダクトレス第一種換気について
工務店では当初OK-DEPOTのpassiv Fanを採用していて(私の家が初採用)
途中から日本スティーベル社のLT-50に変更。
ところがLT-50はウクライナで製造しているので、戦争により供給停止。
そしてpassiv Fanに戻そうとしたところ、OK-DEPOT社が需要が高まったのを
機に値上げしてきたので、今はキムラのエアーセーブを採用しているとのことでした。
◆セルロースファイバーの個人購入について
天井裏の圧をかけていないセルロースファイバーの沈降が進んだ場合に
個人で購入できるか聞いたところ(自宅では現在沈降が止まっています)
「できない」とのこと。というのもメーカーが講習を受けて施工資格を取得した
業者に対してしか卸さないというルールらしいです。この辺はきっちりしていて
むしろ安心しました。他の手段としてはホームセンターでグラスウールを買って
DIYで上から載せるくらいしかないのではとのことでした。ただ、うちのように
切妻屋根で天井懐が大きい家しかできず、勾配がゆるい片流れ屋根の家では
天井裏が狭くできないそうです。
◆アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシについて
工務店では少し前までLIXILのサーモスX(アルミ樹脂トリプル)を標準仕様にして
いたが、最近は価格が樹脂サッシと同程度になり、樹脂サッシが標準という世間の
風潮もあって、LIXILのEW(樹脂トリプル)を標準仕様にしたそうです。
アルミ樹脂より樹脂の方が気密性が高いらしくC値0.1を切るのも普通だそうです。
◆浴室・トイレの窓について
浴室・トイレに窓が必要かどうかは意見が分かれるところですが、新築する人は
現在賃貸に住んでる人が多く、浴室・トイレに窓が無いことが当たり前のため
要望する人は少ないそうです。
◆ネオマフォームについて
工務店ではCF105mm+ネオマフォーム45mmの付加断熱を標準仕様にしていて
なぜ45mmか聞いたところ、納入業者がネオマはめ込みのパネル工法の壁を
ネオマ45mmで大量生産しているため、45mmだけ仕入れ価格が異常に安いそうです。
そのため他社より圧倒的に低コストで付加断熱を実現できているとのことでした。
◆間取りについて
工務店では総2階建てが基本のため、やはり玄関や水回りがある1階のプランニングが
難しく、逆に2階は寝室+子供部屋×2+αが作れるくらい余裕が出てくるみたいです。
そのため1階の玄関・ホールを極限まで狭く人が多いそうですが、そういうところに
こそゆとりを持たせたい私としてはなんだかなぁという感じでした。
他にもいろいろ聞いて小一時間話していましたが、経営自体はすこぶる順調そうで
安心しました。ほぼ個人経営なので健康に気を付けて今後もお付き合いいただけたら
と思います。