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HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

【福井】隣家からの距離と日射取得のシミュレーション

福井において暖房が必要な冬季(10月~4月)に日射取得するためには

隣家からどのくらい離れていればいいのかをシミュレーションしてみました。

 

条件:真南面において隣家(2階建て)との距離を3m、5m、7m、9mとする。

   10時~14時の4時間すべてに日射が入る日数を日射取得日数とする。

   窓は床上900~2,000の腰窓とする

 

◆隣家との距離3mの場合

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1階:必要太陽高度64°、日射取得日数0日

2階:必要太陽高度39°、日射取得日数69日(3/7~4/30、10/1~10/14)

 

1階は取得日数0日となり日射による暖房効果はありません。

2階も春先からは日射取得できますが、寒さのピークである1月2月には

日射がありません。

 

◆隣家との距離5mの場合

 

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1階:必要太陽高度48°、日射取得日数30日(4/1~4/30)

2階:必要太陽高度23°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は春先からは日射取得できますが、年内は日射がありません。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

 

◆隣家との距離7mの場合

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1階:必要太陽高度38°、日射取得日数76日(3/3~4/30、10/1~10/17)

2階:必要太陽高度17°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は春先からは日射取得できますが、年内はほとんど日射がありません。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

 

◆隣家との距離9mの場合

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1階:必要太陽高度30°、日射取得日数126日(2/9~4/30、10/1~11/17)

2階:必要太陽高度13°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は12月と1月は日射がありませんが、それ以降は日射があります。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

◆まとめ

福井において日射取得による暖房効果を狙うなら隣家とは

2階部分で5m、1階部分で9m以上の離れが必要となりました。

南面に道路がある土地以外で5mまたは9mというのは住宅地では

かなり厳しいと思います。

ちなみに福井において2021年10月~2022年4月の212日間で晴(+一時曇り)の日は

わずか30日間しかありませんでした。

福井においては日射取得により窓を大きくするのではなく、暖房効率を高めるために

窓を小さくして断熱効果を高めた方がいい気がします。

 

 

 

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