uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

一級建築士 製図試験合格発表

令和3年度一級建築士製図試験の合格発表がありました。

一級建築士は学科試験(一次試験)と製図試験(二次試験)の

両方をクリアして合格となります。

 

今回の課題は「集合住宅」でした。

ちなみに試験の約3ヶ月前に課題名だけ公表され、これをもとに各資格学校が
予想を立てて対策をしていきます。

 

もちろんただのアパートorマンションではありません。

問題文を読んでみると

(学習塾、カフェ、屋上庭園付きの在宅勤務、バリアフリー、住民交流に配慮した)

集合住宅です。

しかも駐輪場×2と共用のゴミ置場付き。おまけに軟弱地盤、防火制限有り。

在宅勤務というのが世情を意識した問題になっています。

 

そしてこれを試験当日に初見で出され、図面+設計コンセプトの作文を6時間半で仕上

げなければなりません。

なかなかの難問です。

公式にある標準回答例はこんな感じです。

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さて、肝心の製図試験の合格率は35.9%でした。

3年連続で40%を下回り、学科試験にいたってはここ10年で最低の15.2%でした。

単純に掛け算すると5.5%という狭き門です。

ちなみに製図試験の結果はランクⅠ~Ⅳで表されます。
Ⅰ:合格
Ⅱ:おしい(不合格)
Ⅲ:イマイチ(不合格)
Ⅳ:一発アウトの重大なミス有り(不合格)

このⅣの一発アウトというのは、回答未完成、面積オーバー、階段やエレベーターが

上下階でずれている等の中身を採点するまでもなく落とされるようなものを

指しますが、今回はランクⅣが30.9%もあり、約3割の受験者が該当しています。

なお今年だけでなくランクⅣは2018年までは10%前後で推移していたものが、

2019年以降は30%前後まで急増しています。

受験者の質が落ちたと仮定してもこんなに急増するとは考えづらいので、

やはり採点が厳しくなっているような気がします。