住宅で使う主な床材について紹介します。
◆クッションフロア
価格：2,900円/m2～（税込）
メリット：価格が安い
デザインが豊富（100種類以上）
柔らかく足触りが良い
表面が塩ビシートなので水や汚れに強い
デメリット：経年で剥がれてくることがある
見た目が安っぽい
劣化が早い
とにかく安いというのが一番の特徴です。
水や汚れに強いのも他にはないメリットです。
劣化の早さも張替え前提で考えれば、トータルコストも
他と比べて劣りません。
しかし表面がプリントシートなので、どんなデザインでも
安っぽさは出てしまいます。
あまりお客さんの目には触れないキッチンやトイレに
おすすめです。
◆タイルカーペット
価格：4,100円/m2～（税込）
メリット：柔らかく足触りが良い、暖かい
汚れても１枚単位で自分で張り替えられる
歩行音が出ない
傷に強い
デメリット：水分を吸収しやすく飲食する部屋には不適
ホコリが奥に入り込むと除去しづらい
価格がやや高め
見た目に高級感があり住宅というよりはホテルやオフィスの
ようなイメージに仕上がります。吸水しやすいので飲食を
せず静音性がほしい寝室や書斎におすすめです。
◆複合フローリング
価格：3,700円/m2～（税込）
メリット：傷や汚れに強く耐久性がある
掃除がしやすい
デメリット：冬は冷たく感じる
表面が化粧シートなので無垢のものに
比べると質感が劣る
住宅では最もよく使われる床材で耐久性も高く、
どの部屋にも使えるのが強みです。デザインが豊富ですが
それによって価格の変動も激しいので予算次第ということ
にもなり得ます。
◆無垢フローリング
価格：4,500円/m2～（税込）
メリット：柔らかく足触りが良い、暖かい
木質感が強く高級感が出る
デメリット：傷がつきやすい
湿気で伸縮するのでひび割れやすき間が
できてしまう
価格が高い
天然木ということで高級床材として注目されていますが、
耐久性に難があり、いいのは最初の数年だけということに
なる危険性もあります。湿気に弱いので床下空間も湿度が
安定する基礎断熱工法の住宅におすすめです。
