LIXILのユニットバスはスパージュとアライズがあります。
今回は下位グレードのアライズについて紹介します。
まずユニットバスの大きさは、大きく分けて
1616(1.0坪)、1620(1.25坪)、1624(1.5坪)に分かれます。
これらの浴槽の大きさは基本的に変わりませんが、
洗い場の横幅が順に80cm、120cm、140cmと広くなっていきます。
1.床
標準タイプとキレイサーモフロアの2種類です。
キレイサーモフロアは汚れ防止コーティングと断熱層が
組み込まれています。また、目地が浅いので汚れが溜まりにくく
なっています。排水口も浴槽からお湯を抜くたびに渦を発生
させて流すので汚れが溜まりにくいようです。
2.壁
壁はベースパネル(3面)4色と
アクセントパネル(1面)約40色から選べます。
全面をアクセントパネルにする場合はオプションで可能です。
3.浴槽
6種類から選べて、金額はすべて同じです。
幅が広いワイドタイプや片方の底が上がって半身浴が可能な
節水タイプ等があります。容量は水位70%で、
節水タイプが157L、通常タイプが190L、ワイドタイプが223Lです。
節水とワイドでは65Lも違うので、1,950L/月も差が出ます。
と言っても水道代で言えば400円ほどの違いしかないので、
それより大事なのがエコキュートの容量不足にならないかという
ことです。エコキュートの容量選びは浴槽の容量も併せて考えると
いいでしょう。
4.天井
天井は通常のものとドーム型のものがあり、ドーム型は
広く見えるうえに、傾斜がついているので水切りが良いそうです。
5.ドア
折り戸、開き戸、引き戸の3種類です。折り戸が標準ですが、
汚れが溜まりやすいので開き戸をすすめられました。
それに開き戸はオプションで室外側にタオル掛けがつくので、
室内で一度、体を拭く人には便利だと思います。
ドアの大きさは幅70cm or 80cm、高さ190cm or 200cmです。
6.水栓
通常はレバーハンドルで温度・水量を調節するタイプですが、
オプションでプッシュ水栓があり、ボタンを押すだけで
シャワーが出るものもあります。
7.シャワーヘッド
空気を含んだシャワーの超節水タイプのエコアクアシャワーと
節水タイプのエアフルシャワーの2種類です。
それぞれにオプションで手元スイッチが付き、ワンタッチで
シャワーの入り切りができます。
エコフルシャワーだけにはオプションで通常、ミストシャワー、
マッサージシャワーに切り替えられる機能も付きます。
8.シャワーフック
位置固定のフック、位置を上下に調節できるスライドバー、
頭上からシャワーを浴びられるフルフォールバーの3種類です。
フルフォールバーは曲がっていて強度が弱いので、手すりには
使わないでください、と言われました。ここは改良してほしいと
思いました。
オプションで浄水器もつけられます。残留塩素が減って髪に優しい
そうです。
9.カウンター
まる洗いカウンターといって取り外し可能なカウンターです。
また壁とカウンターの間にすき間があり、汚れが溜まりにくいそうです。
10.その他
照明はLED、ミラーはくもり止め等、他のメーカーでもあるものなので
特記するようなものはありません。
11.特別オプション
全身ミストシャワー、テレビ、スピーカー、アクアジェット等の贅沢仕様が
ありますが、ここらを求めるならグレードが上のスパージュのほうが充実
していると思います。
最後に金額ですが、以下の仕様で定価63%オフが工務店提示価格でした。
アライズ(Zグレード)1620(1.25坪)タイプ
ベース価格 1,084,000円
床:キレイサーモフロア + 0円
壁:アクセント1面 + 0円
天井:ハイドーム天井 + 5,000円
ドア:開き戸W800×H1900 +35,000円
ドア外タオル掛け + 8,000円
エコアクアシャワー + 0円
壁掛けシャワーフック ▲30,600円
窓額縁 +27,600円
LEDサークル照明2灯 ▲ 1,200円
コーナー収納棚追加 + 1,500円
計 1,129,300円
1,129,300×0.37+86,000(施工費)
=503,841×1.1=554,225円(税込)