窓の断熱性能が低いと結露を起こします。
結露が起きて何が悪いかというと、放っておけばカビが生えるし、窓台に雫が落ちれば窓台が腐る原因にもなります。
こうならないために、窓の断熱性能を上げて結露を防ぐ必要があるのですが、
まずは結露が起きる原因からおさらいします。
空気が水蒸気を含むことが出来る限界の量を飽和水蒸気量(湿度100%)といいます。この飽和水蒸気量は気温が下がるにつれて減っていきます。
そして、空気がどんどん冷えて、飽和水蒸気量(湿度100%)を越えてしまうと、
余った水蒸気が水滴となります。これが結露です。
これをもとに窓が結露する原因を考えます。
例えば外気温0℃、室温が20℃、湿度60%とします。
この条件ならば窓表面の温度が12℃の場合に湿度100%となり
結露を起こします。
ならば12℃を下回らないような断熱性能がある窓を設置すればよいのか、
と言うとやはりそうもいきません。
場合によっては外気温がー5℃になるかもしれないし、
室温が25℃かもしれない、湿度も80%になるかもしれない。
なので、絶対に結露しない窓とは言い切れないのです。
しかし、一般的にはペアガラス+樹脂サッシであれば、ほぼ結露しないと言われています。製品名で言えば、LIXILのエルスターS、YkkapのAPW330がこれにあたります。