uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

電気代3月分

3月分の電気代の請求がきたので公開します

◆概要
大人2人、子供2人、延床45坪
オール電化エコキュート、IHクッキング)
太陽光5kw(設置費用:1,597,904円(税込))

電気料金体系:北陸電力くつろぎナイト12
基本料金   :1,650円
平日昼間   :35円/kw(7~9月)
平日昼間   :25円/kw(上記以外)
休日昼間   :20円/kw
夜間     :13円/kw

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◆2022年3月分
電気代請求額   11,384円(491kw)
太陽光消費額     2,645円(89kw)
(夏季31円/kw、他24円/kwをベースに調整費+再エネ金で推定)
太陽光売電額     9,828円(468kw)

太陽光による累計回収額221,503円
イニシャルコスト回収まであと1,376,404円

 

昨年より燃料調整費も再エネ金も上がり3月も請求額1万円越えです。

 

【福井】隣家からの距離と日射取得のシミュレーション

福井において暖房が必要な冬季(10月~4月)に日射取得するためには

隣家からどのくらい離れていればいいのかをシミュレーションしてみました。

 

条件:真南面において隣家(2階建て)との距離を3m、5m、7m、9mとする。

   10時~14時の4時間すべてに日射が入る日数を日射取得日数とする。

   窓は床上900~2,000の腰窓とする

 

◆隣家との距離3mの場合

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1階:必要太陽高度64°、日射取得日数0日

2階:必要太陽高度39°、日射取得日数69日(3/7~4/30、10/1~10/14)

 

1階は取得日数0日となり日射による暖房効果はありません。

2階も春先からは日射取得できますが、寒さのピークである1月2月には

日射がありません。

 

◆隣家との距離5mの場合

 

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1階:必要太陽高度48°、日射取得日数30日(4/1~4/30)

2階:必要太陽高度23°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は春先からは日射取得できますが、年内は日射がありません。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

 

◆隣家との距離7mの場合

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1階:必要太陽高度38°、日射取得日数76日(3/3~4/30、10/1~10/17)

2階:必要太陽高度17°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は春先からは日射取得できますが、年内はほとんど日射がありません。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

 

◆隣家との距離9mの場合

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1階:必要太陽高度30°、日射取得日数126日(2/9~4/30、10/1~11/17)

2階:必要太陽高度13°、日射取得日数212日(10/1~4/30)

 

1階は12月と1月は日射がありませんが、それ以降は日射があります。

2階は全期間において日射取得が可能です。

 

◆まとめ

福井において日射取得による暖房効果を狙うなら隣家とは

2階部分で5m、1階部分で9m以上の離れが必要となりました。

南面に道路がある土地以外で5mまたは9mというのは住宅地では

かなり厳しいと思います。

ちなみに福井において2021年10月~2022年4月の212日間で晴(+一時曇り)の日は

わずか30日間しかありませんでした。

福井においては日射取得により窓を大きくするのではなく、暖房効率を高めるために

窓を小さくして断熱効果を高めた方がいい気がします。

 

 

 

uma-chu.hatenablog.com

 

床断熱材の脱落?

床下に置いた除湿剤を回収するついでに床断熱の状態もチラっと

見たところ嫌な物を見つけてしまいました

 

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床断熱は大引間にネオマフォーム100mmをはめ込んだものです

 

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ほとんどはこのように隙間なくきっちりはまっており、

落ちないようにJピンという金具で支えられていたのですが

 

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なぜかJピンが曲がりずれているところが・・・

 

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しかも大引きとネオマの間にすき間も空いています。

入居2年も経っていないのに木が痩せたとは考えられないので

施工不良ではなかろうか・・・

 

もうしばらくしたら再度床下に潜って補強金具の打ち込みと

すき間のウレタン注入を計画中です。

電気代2月分

2月分の電気代の請求がきたので公開します

◆概要
大人2人、子供2人、延床45坪
オール電化エコキュート、IHクッキング)
太陽光5kw(設置費用:1,597,904円(税込))

電気料金体系:北陸電力くつろぎナイト12
基本料金   :1,650円
平日昼間   :35円/kw(7~9月)
平日昼間   :25円/kw(上記以外)
休日昼間   :20円/kw
夜間     :13円/kw

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◆2022年2月分
電気代請求額   16,183円(725kw)
太陽光消費額     1,876円(64kw)
(夏季31円/kw、他24円/kwをベースに調整費+再エネ金で推定)
太陽光売電額     5,019円(239kw)

太陽光による累計回収額209,030円
イニシャルコスト回収まであと1,388,877円

 

昨年と違い1日たりとも外干しできる日がなく、
コロナのおかげで自宅勤務も多かったのでかなりの請求がきてしまいました。

 

脱衣室回りの間取りについて

脱衣室(洗濯室)スペースを有効活用する検討です。

脱衣室は一般的には2畳が多いでしょうか。

(2畳だと室内干しスペースとしては狭いので、できれば2.5~3畳

ほしいところですが)

 

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一般的な浴室ドアの対面にドアを設けた場合です。

緑の部分が通路スペースで取られるので洗濯機と幅80cmくらいの棚しか

置けません。

 

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脱衣室ドアと浴室ドアを隣り合わせた場合です。

通路スペースを省けるので洗濯機と幅160cmくらいの棚が置けそうです。

ドアの配置としてはこっちの方が良さそうです。

 

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次にWIC(ウォークインクローゼット)がある場合です。

脱衣室ドアとWICドアを隣り合わせた場合、脱衣室の通路スペースが

大きいうえにWICもハンガーパイプの配置が偏ってる感じがします。

 

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浴室ドアとWICドアを隣り合わせた場合です。

通路スペースは変わらないものの、WICは3面ともきれいに

ハンガーパイプが配置されて収納量も多そうです。

 

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最後に究極のWIC→脱衣室→浴室動線です。

これだと通路幅が最小限で扉の数も減らせてスペースの有効活用としては

いいですね。ただ、WICを通らないと脱衣室、浴室まで行けないのは

好みが分かれると思います。

 

この他にも窓の位置や洗面の配置も考慮する必要がありますが、

ドア同士を近づけると通路スペースを省けるというのは覚えておいて損はないかと思います。

吹込み断熱材の沈降量

天井用に圧をかけない吹込み系断熱材(ロックウール、グラスウール、セルロースファイバー)の沈降量を調べた論文を見つけました。これは興味ある人が多いのではないでしょうか。

地方独立行政法人北海道立総合研究機構
建築研究本部建築性能試験センターが各メーカーと共同で研究したようです。

↓概要版です。

https://www.hro.or.jp/list/building/pdf/R01gaiyo/R1_poster12.pdf

 

概要としてはロックウール(RW)、グラスウール(GW)、

セルロースファイバー(CF)の3種類の断熱材について、以下の3種類の

試験を行い、結果がまとめられていました。

・長期沈降試験(1,000日=約3年)

・高温高湿試験(75℃湿度80%)

・振動試験

 

それでは結果です。

・長期沈降試験(1,000日=約3年)

約3年間なにもせず放置しておいた場合の沈降具合です。

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ロックウール、グラスウールともに沈降量は1%程度なので

ほぼ沈降しないと言っていいでしょう。

一方、セルロースファイバーは最初の3週間で7%沈降し、

1,000日後には10%沈降しています。

ちなみに波を打っているのは高湿の夏は吸湿して重くなり、低湿の冬は放湿して軽くなるためだと思われます。

 

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・高温高湿試験(75℃湿度80%)
左のグラフです。

ロックウール、グラスウールともに沈降量は1%程度なので

ほぼ沈降しないと言っていいでしょう。

一方、セルロースファイバーは1ヶ月で11%程度沈降しています。

ちなみに50℃80%だと沈降量は8%程度です。

セルロースファイバーは調湿効果があるという証明にもなっています。

 

・振動試験

右のグラフです。振動装置をつけた箱の中での試験結果です。

ロックウールの沈降量は1%程度なのでほぼ沈降しないと言っていいでしょう。

グラスウールは3%程度なので、少し沈降はあるかなという感じです。

そしてセルロースファイバーは10%程度沈降しています。

 

◆まとめ

沈降量の少なさという観点で言えば優秀なのはロックウールで、

次いでグラスウールです。

セルロースファイバーは日数経過、高温高湿、振動のいずれにも弱く、

約10%の沈降が生じることが分かりました。

対策としては設計値より10%厚く吹き込むか施工の3週間後以降に再度吹き込むことが望ましいと思います。

床下除湿剤の回収

ついに基礎コンクリートからの放湿対策のために設置した

36個の除湿剤を回収しました。

設置後1年半。十分に湿気を吸い取ってくれたはずです。

 

uma-chu.hatenablog.com

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床下はお世辞にも衛生的ではないので、帽子、ゴーグル、マスク、作業着で

完全防備して床点検口より侵入です。

 

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ほふく前進で各所に置かれている除湿剤を回収していきます。

特別に床下空間が広いわけではないので大変です。

 

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配管が通っているところは慎重に乗り越えていきます。 

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がんばってかき集めます。水を吸って1つ500g以上あるので

なかなか重たいです。

 

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ちなみに床断熱はネオマフォーム100mmです。

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なんとか回収を終えて見てみると7割くらいは吸ったでしょうか。

およそ500ml×36個=18Lです。

 

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タワーにしてみました(笑)

これで基礎コンクリートから放湿された床下空間が高湿度になり

土台が腐食されたりカビが生える心配がなくなりました(多分)