uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

coconala依頼50件達成

coconalaで出している間取り添削サービスの依頼が50件を達成しました。

いろいろな方の間取りを見させてもらっています。

そして最近のトレンドは玄関手洗いです。コロナの影響で

洗面台とは別に帰宅時にすぐ手洗いがしたいという要望が多いです。

 

次に同じくらい多いのが広い洗濯室です。

ほとんどの方が室内干しor乾燥機を希望で、外で洗濯物を干すという人は

かなり少数派です。そのため広い洗濯室のニーズが多いです。

 

逆に広い部屋(LDK、寝室、子ども部屋)が欲しいという方は少ないです。

広々とした居住空間よりコンパクトで家事動線の効率がよい機能性重視という

方が多いように感じます。

 

coconala.com

通気胴縁の注意点

政府はコロナのピークが過ぎたと宣言したみたいですが、

福井は今日も過去最多更新です。

 

今回は通気胴縁の施工上の注意点についてです。

胴縁とは外装材(ガルバ鋼板やサイディング)を留める下地材で

下の写真でいう横長の木材のことです。

 

f:id:uma-chu:20220214213818j:plain

これ、どこがまずいか分かるでしょうか。

胴縁なら問題ないのですが、「通気」胴縁なので、

外装材と防湿シートの間を通気させてやって湿気がこもらないように

しないといけません。

 

f:id:uma-chu:20220214213820j:plain

窓下までビッチリ胴縁を繋げてしまうと、外装材を貼った後に

空気が流れないんです。正しくは胴縁の間にすき間を取る必要があります。

 

f:id:uma-chu:20220214213827j:plain

こういう平たいサイディングを貼る場合はまずいです。

 

f:id:uma-chu:20220214213821j:plain

ただし、波のあるガルバ鋼板なら波の部分で通気できるので

問題ありません。

 

大工さん任せで管理が行き届いていないハウスメーカー工務店

ありがちなので注意が必要です。

 

階段「上」はどこまで使えるか

久しぶりに間取りの話です。

よくある階段下ではなく、階段「上」の有効活用についてです。

延床30坪くらいのコンパクト住宅でLDK+寝室+子供部屋×2というような

場合だと間取りがカツカツで階段下はもちろんのこと、階段「上」も

できるだけ活用する必要が出てきます。

それでどのくらいまでなら階段「上」を使えるのか。です。

一般的な条件をもとに図面を描いてみました。

天井高さ:2,400mm

階高(1階床~2階床までの距離):2,900mm

階段:14段

 

f:id:uma-chu:20220213203036j:plain

図は2階の床を階段2段目までせり出した場合と、3段目までせり出した場合です。

2段目は天井まで198cmあるので大丈夫そうですが、

3段目は天井まで177cmしかないのでアウトですね。

ただ、2段目までなら安全かと言われると、3段目に昇る際に勢いよく昇ると

頭をこする可能性があるので、2段目の中央くらいで止めておくのが無難でしょう。

 

もちろん、天井高さ、階高はハウスメーカー工務店)によって変わるので、

詳細な検討がいりますが、階段上の床のせり出しは2段目までと覚えておくと

何かと役に立ちます。

電気代1月分

1月分の電気代の請求がきたので公開します

◆概要
大人2人、子供2人、延床45坪
オール電化エコキュート、IHクッキング)
太陽光5kw(設置費用:1,597,904円(税込))

電気料金体系:北陸電力くつろぎナイト12
基本料金   :1,650円
平日昼間   :35円/kw(7~9月)
平日昼間   :25円/kw(上記以外)
休日昼間   :20円/kw
夜間     :13円/kw

 

f:id:uma-chu:20220304134348p:plain

f:id:uma-chu:20220304134357j:plain


◆2022年1月分
電気代請求額   16,983円(774kw)
太陽光消費額     1,873円(65kw)
(夏季31円/kw、他24円/kwをベースに調整費+再エネ金で推定)
太陽光売電額     2,310円(110kw)

太陽光による累計回収額202,135円
イニシャルコスト回収まであと1,395,772円

 

電気代のピークである1月をなんとか乗り切りました。

 

床断熱と基礎断熱の熱損失比較

※2021.4に更新された最新の計算方法に変更しました

 

床断熱と基礎断熱では計算上どちらの熱損失が大きいのか。

ふと思ったので計算してみました。

断熱材はフェノールフォーム(ネオマフォーム)で、

基礎断熱の場合は基礎内に50mm、

床断熱の場合は大引き間に50mmはめこむ場合で計算してみました。

f:id:uma-chu:20220224164539p:plain

まずは基礎断熱の場合

熱損失値:0.367W/㎡・k(立上り部分)

熱損失値:1.05W/m・k(底板部分)

基礎断熱の場合は立上り部と底板部の熱損失をそれぞれ分けて算出します。

 

f:id:uma-chu:20220224164609p:plain

 

次に床断熱の場合
熱損失値:0.406W/㎡・k

これに床下空間があるので外気に直接触れるより緩和されるだろうという

温度差補正係数の0.7を掛けて

0.406×0.7=0.284W/㎡・k

床断熱の場合は1階床面積(㎡)あたりの熱損失が単位となります。

 

次にいくつかのモデル別に比較してみます。

 

f:id:uma-chu:20220127211645j:plain

正方形モデル

基礎熱損失:0.367W/㎡・k×36.4m×0.35m+1.05W/m・k×36.4m=42.90W/k

床熱損失:0.284W/㎡・k×82.81㎡=23.52W/k

基礎断熱が床断熱より82%熱損失が多くなりました。

 

f:id:uma-chu:20220127211641j:plain

長方形モデル

基礎熱損失:0.367W/㎡・k×27.3m×0.35m+1.05W/m・k×27.3m=32.17W/k

床熱損失:0.284W/㎡・k×41.41㎡=11.76W/k

基礎断熱が床断熱より174%熱損失が多くなりました。

f:id:uma-chu:20220127211634j:plain

L形モデル

基礎熱損失:0.367W/㎡・k×36.4m×0.35m+1.05W/m・k×36.4m=42.90W/k

床熱損失:0.284W/㎡・k×62.11㎡=17.64W/k

基礎断熱が床断熱より143%熱損失が多くなりました。

 

 

f:id:uma-chu:20220127211637j:plain

複雑形モデル

基礎熱損失:0.367W/㎡・k×50.96m×0.35m+1.05W/m・k×50.96m=60.05W/k

床熱損失:0.284W/㎡・k×80.33㎡=22.81W/k

基礎断熱が床断熱より163%熱損失が多くなりました。



◆まとめ

どのモデルにしても床断熱より基礎断熱の方が熱損失が大きい

という計算結果になりました。

2021年3月以前の計算方法では圧倒的に基礎断熱が有利でしたが、

改訂後では逆に床断熱の方が圧倒的に有利となってしまいました。

こんなに変わると基礎断熱をウリにしているハウスメーカーとしては

たまったもんじゃないですね…

建物の形としては細長い形(=面積の割に周長が長い)になるほど

基礎断熱が不利になっていくようです。

【家具家電】宅配ボックス

平日昼間は家にいないので、毎回再配達してもらう

ヤマトさんに申し訳ないと思い、宅配ボックス買ってみました。

ちゃんとした10万円くらいするやつじゃなくて、簡易なものです。

 

f:id:uma-chu:20220126212132j:plain

外観はこんな感じで外側は防水仕様になっています。

 

f:id:uma-chu:20220126212041j:plain

附属品その1:南京錠

 

f:id:uma-chu:20220126212051j:plain

ボックスの周りをチャックで閉めてからカギをかけてもらう仕様です。

カギが小さいので手袋をしたままだと難しいと思います。

 

f:id:uma-chu:20220126212038j:plain

附属品その2:盗難防止のワイヤーとダイヤル錠

ワイヤーはハサミで切れるほど弱いので意味を成しません

f:id:uma-chu:20220126212111j:plain

なのでチャックにくくりつけて開け閉めしやすくなるように改造しました。

 

f:id:uma-chu:20220126212104j:plain

中には領収書入れと印鑑ポケットがあります。

 

f:id:uma-chu:20220126212109j:plain

本体が軽いので風で動かないように余っているダンベルプレートを置きました。

 

f:id:uma-chu:20220126212135j:plain

そして余っていたプラスチックの板の上に置いて完成。

屋根がある場所なので防水上は問題なし。

結構大きめのボックスなので、自転車の出し入れ時に邪魔といえば邪魔です。

通販自体が月に1度くらいで半分くらいは受け取れるので使用頻度は少ない

ですが、そのうち活躍してくれるでしょう。



今年初の無暖房

2022年1月24日

福井では今年初と思われる終日快晴でした。

天気予報では最高気温6℃、最低気温2℃の小春日和です。

完全無暖房というわけにはいきませんが、日差しがあったので

AM8時~PM5時までの9時間はポカポカというほどではないものの

エアコンをつけるまでもないというくらいの室温でした。

f:id:uma-chu:20220124213432j:plain

リビングで直射日光が当たらない位置で安定してこれくらいでした。

 

ついでに床下と外気温も測ってみました。

f:id:uma-chu:20220124213429j:plain

床下点検口がある収納の中が17℃でした。

日射が届かないうえに階段がそばにあるので床面温度は低めです。

f:id:uma-chu:20220124213424j:plain

f:id:uma-chu:20220124213421j:plain

床下点検口の中は11.9℃

 

f:id:uma-chu:20220124213427j:plain

外気温は8.5℃

 

UA値の計算過程では床断熱の場合、床下空間は外気温にくらべて

30%温度が緩和されるという温度差係数を使うことになっているのですが、

設定温度を22℃として、今回の温度を使って計算すると

床下:22-11.9=10.1℃

外気:22ー 8.5=13.5℃

10.1÷13.5≒0.75(=▲25%緩和

となり、まぁまぁ温度差係数30%減に近い値となりました。

そもそも計算方法があっているのか自信ありませんが。