uma-chuのブログ

HEAT20 G3。総2階建45坪。UA値0.24。C値0.20。天井:CF400mm。外壁:CF105mm+ネオマフォーム50mm。床:ネオマフォーム100mm。窓:サーモスX(トリプル)。玄関:グランデル2(ハイグレード仕様)。ダクトレス第一種換気(passiv fan)。太陽光5kw(パナソニック)。耐震等級3。維持管理等級3。劣化対策等級3。外装:ガルバ鋼板。内装:珪藻土壁、さらりあ~と、クリアトーン12SⅡ。サンルーム。バルコニー。2台用カーポート。総額3,350万円

入居後の感想(冬)その2

◆玄関
ポストが埋め込み式のため、郵便物を内から受け取れるのは
助かりました。

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◆リビング
1階でエアコンが設置されている唯一の部屋で、
設定温度22℃で足元が21℃くらいでした。
外が氷点下でも2時間以上温度が下がらないので
毎日20時には暖房OFFにしていました。

◆ダイニングキッチン
リビングと扉を介してつながっているので
朝のタイマー運転で朝食時に寒さを感じることはありませんでした。

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これで1階はエアコン1台で夏冬とも快適に過ごせることが
分かったので、ダイニングキッチンに付けたエアコン用電源とスリーブは
無駄になりました^^;
続きます

入居後の感想(冬)その1

入居後はじめての冬を過ごしてみて感想を述べてみます。
UA値=0.24 C値=0.20

 

◆温熱環境
1階リビングと2階寝室に6畳用エアコン(パナソニック)を
1台ずつ設置しています。

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子供が小さく、就寝以外はすべて1階で生活しているので、
2階の暖房は一切使用しませんでした。
今年は豪雪で晴れ間無し&最低気温氷点下が一週間ほど続いても
無暖房の2階は最低でも13℃をキープしていて、布団を掛けて寝る分には
不自由しませんでした。
1階は起床2時間前からタイマーで暖房をONにして、全扉開放で
1階全体(22.5坪分)を空調しました。

設定は22.0℃で、サーキュレーターを併用して1階はエアコンから
一番遠い洗濯室でも20℃はキープできていたように感じます。
20℃というと、大人では寒く感じますが、こどもにとっては暑いようで、
そこは衣服で調整していました。

電気代は1月分の請求が15,226円で最も高く、
最も安かった10月分の5,761円と比べて、約1万円の差が出ましたが、
太陽光による自家消費分、エコキュートの湯量変動等があり、
単純に暖房費の差と言い切ることはできません。

◆湿度環境
体感的には冬より10~11月の秋のほうが乾燥していたように感じました。
天井や壁に調湿ボードや珪藻土を使用していますが、
クロス壁の部屋と比べて実感できるほど効果はありません。


◆音環境
トリプルガラスとセルロースファイバーなので防音はバッチリだと
思っていましたが、風が強い日はダクトレス第一種換気設備部に入り込み
風切り音がヒューヒューと少し不快でした。

 

電気代3月分

3月分の電気代の請求がきたので公開します

◆概要
大人2人、子供2人、延床45坪
オール電化エコキュート、IHクッキング)
太陽光5kw(設置費用:1,597,904円(税込))

電気料金体系:北陸電力くつろぎナイト12
基本料金   :1,650円
平日昼間   :35円/kw(7~9月)
平日昼間   :25円/kw(上記以外)
休日昼間   :20円/kw
夜間     :13円/kw


◆2021年3月分
電気代請求額   8,520円(432kw)
太陽光消費額   2,229円(86kw)
(夏季31円/kw、他24円/kwをベースに調整費+再エネ金で推定)
太陽光売電額  11,319円(539kw)

太陽光による累計回収額81,929円
イニシャルコスト回収まであと1,515,978円

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晴れの日が続き、ようやく請求額<売電額になりました
来月からはさらに晴れの日が続き、稼ぎ時です

暖房期間が終わりました

3月に入ってからは暖房を早朝の2時間だけにし、
3月15日からは完全に暖房をストップさせました。

晴れていて最高気温が16℃あれば
全室20~22℃あります。

トータルの暖房期間としては12月~3月中旬の
約3ヶ月半となりました。

旧居は10月下旬~4月中旬の半年近くも暖房していたので、
断熱性能の高さを実感するばかりです。

建物形状によるUA値の変化

住宅の断熱性能を表すUA値は
建物全体の熱損失(※1)÷外皮面積(※2)で表されます。

※1:床(基礎)+外壁+天井(屋根)+窓からの熱損失の合計
※2:床(基礎)+外壁+天井(屋根)+窓の面積の合計

今回はこのUA値が建物の形状によって、どのくらい変化があるのかを
シミュレーションしてみました。

◆断熱仕様
床:高性能グラスウール 105mm
壁:高性能グラスウール 105mm
天井:高性能グラスウール吹込み 200mm
窓:外壁の15% アルミ樹脂Low-E複層ガラス

◆計算モデル(延べ床40坪)
1.正方形(総2階)

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2.正方形(下家あり)

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3.長方形(総2階)

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4.長方形(下家あり)

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5.L形(総2階)

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6.L形(下家あり)

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◆計算結果(UA値)     
1.正方形(総2階)  0.513(基準値)
2.正方形(下家あり) 0.491(▲4.3%)
3.長方形(総2階)     0.523( +1.9%)
4.長方形(下家あり) 0.503(▲1.9%)
5.L形(総2階)         0.532( +3.7%)
6.L形(下家あり)     0.511(▲0.4%)

UA値としては正方形(下家あり)が一番性能が良く、
L形(総2階)が一番悪くなりましたが、比率的には
それほど差はありませんでした。

しかし、これはUA値=外皮面積当たりの熱損失であるため、
外皮面積が大きくなるほど見かけ上は良く見えてしまうためだと
思われます。
実際の冷暖房費に影響する建物全体の熱損失では以下のようになります。

◆計算結果(建物全体の熱損失)     
1.正方形(総2階)  161(基準値)
2.正方形(下家あり) 168(+4.3%)
3.長方形(総2階)     172(+6.8%)
4.長方形(下家あり) 180(+11.8%)
5.L形(総2階)        184(+14.3%)
6.L形(下家あり)     192(+19.3%)

建物全体の熱損失では正方形(総2階)に比べて
L形(下家あり)では19.3%も増加することになりました。
これは全館空調の場合は冷暖房費がそのまま+19.3%増しに
なることを意味します。
さらにL形(下家あり)はUA値では優秀だったにも関わらず、
建物全体の熱損失では最下位
というUA値のマジックにかかっています。

同じ40坪の住宅でも形状によっては2割近く冷暖房費が変わることが
ありますので、できるだけシンプルな形状に近づけることが
省エネへの近道となります。

電気代2月分

2月分の電気代の請求がきたので公開します

◆概要
大人2人、子供2人、延床45坪
オール電化エコキュート、IHクッキング)
太陽光5kw(設置費用:1,597,904円(税込))

電気料金体系:北陸電力くつろぎナイト12
基本料金   :1,650円
平日昼間   :35円/kw(7~9月)
平日昼間   :25円/kw(上記以外)
休日昼間   :20円/kw
夜間     :13円/kw


◆2021年2月分
電気代請求額  11,578円(599kw)
太陽光消費額   1,503円(58kw)
(夏季31円/kw、他24円/kwをベースに調整費+再エネ金で推定)
太陽光売電額   6,174円(294kw)

太陽光による累計回収額68,381円
イニシャルコスト回収まであと1,529,526円

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晴れの日があったので無暖房や発電できる日が出てきて
好転しました。来月は請求額と売電額が同じくらいになりそうな
気がします。

内窓設置による冷暖房費削減費

リフォームで内窓を設置した場合どのくらい省エネできるのか。
ブログを始めた当初は、以下のようなざっくりとした記事を書きましたが
今回はもう少し詳細にシミュレーションしてみました。

uma-chu.hatenablog.com

 

◆概要
アルミサッシ+単板ガラスの窓すべて(13か所21㎡)に
内窓(樹脂サッシ+Low-e複層ガラス)を設置した場合の冷暖房費削減費を
シミュレーションしました。

◆比較対象
既存サッシ:アルミサッシ+単板ガラス(熱貫流率:6.51W/㎡・k)
内窓(LIXILインプラス):樹脂サッシ+Low-e複層ガラス
(内窓設置後の窓全体の熱貫流率:1.61W/㎡・k)
内窓価格:530,200円 ネット通販サイトより引用(取付費・税込)
※熱貫流率はLIXILサイトより引用

◆計算モデル
地域 :福井県
延床 :40坪程度
窓数 :13か所
窓面積:21㎡
空調 :24時間全館空調、エアコン(APF5.0)
空調期間: 7~8月 冷房 26℃設定
     10~5月 暖房 22℃設定
設定温度と外気温の累計:3,012.5℃・日/年
電力単価:27円/kwh
※日射熱取得率やその他発熱は考慮しない

◆計算結果(冷暖房費削減費)
((6.51-1.61)W/㎡・k)×21㎡×3012.5℃/年×27円/kW×24h÷1,000=200,900円/年
200,900円÷5.0(エアコンAPF)=40,180円/年

◆計算結果(初期費回収期間)
530,200÷40,180=13.2年


◆まとめ
シミュレーションの結果、内窓設置費の530,200円を回収するには
約13年かかることが分かりました(24時間空調時)
個人的には、これくらいなら費用対効果は妥当ではないかと思います。